お葬式の正しいマナーについて「正直よくわからない」という人も多いのではないでしょうか?
人によっては、きちんとした作法を学ぶ機会がなかったという場合もあるでしょう。
今回お話するのは、お焼香の時に100円を置く理由についてです。
宗派によっては、お焼香の時に100円玉を置く風習がありますが、「なぜ100円玉を置いているんだろう…」という疑問を感じたことのある人もいるでしょう。
なぜ、お焼香の時に100円玉を置くのか、その理由をご紹介します。
お焼香の種類ややり方についてもまとめたので、参考にしてください。
お焼香の時の100円玉の意味って?
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地域や宗派によっては、お焼香の時に100円玉を置く風習があります。
諸説ありますが、その理由として以下の二つがあげられます。
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- 三途の川の渡り賃
- お焼香銭
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どのような意味なのか、それぞれ説明しますね。
1:三途の川の渡り賃として100円玉を置く
「三途の川の渡り賃」として、100円玉を置くこともあります。
死者が三途の川を無事に渡れるよう、船頭に交通費を渡すような感覚です。
もともとは6文銭を使っていましたが、それが現在のお金に変わり、100円玉になったともいわれています。
地方によっては、100円玉を棺に入れることもあります。
2:お焼香銭として100円玉を置く
お焼香はもともと、お香を個々に持参するのが習わしでした。
最近では、お寺や家に備え付けのお香を使うことが多くなったため、使わせていただくお礼に「お焼香銭」として100円玉を置いていくという意味合いがあります。
お焼香には3種類ある
お焼香には、3種類のやり方があります。
- 立ったまま行う「立礼焼香」
- 座って行う「座礼焼香」
- 座ったまま焼香炉を順次回しながら行う「回し焼香」
それぞれの方法について確認しておきましょう。
1:立礼焼香
立礼焼香は、一番スタンダードなスタイルです。
ご遺族と僧侶に一礼し、焼香台に進み、遺影に対して黙礼、合掌します。
お焼香をした後、再び遺影に対して黙礼・合掌して、最後にご遺族に対して一礼してから席に戻ります。
2:座礼焼香
座礼焼香は、基本的には立礼焼香と同じですが、移動するときは腰を屈めて、お焼香は正座で行います。
3:廻し焼香
回し焼香は、焼香炉が順番に回ってきます。
自分の咳に焼香炉がきたら正面に置き、お焼香しましょう。
終わったら隣の人に回します。
さいごの人は喪主に戻しましょう。
葬儀場であれば葬儀場のスタッフが受け取ってくれる場合もあります。
お焼香のやり方を確認しよう
お焼香のやり方についても確認しておきましょう。
右手の親指と人差指と中指で香をつまみ、目の高さまで掲げ、次に焼香炉に揉みながら静かに落とします。
左手は数珠をかけて合掌のかたちにしておきます。
宗派によって1回のところもあれば、2回、3回おこなうこともあります。
自身の宗派のやり方で焼香しても差し支えありませんが、迷うようであれば、喪主のやり方に合わせてもよいでしょう。
参考になる動画を紹介しますので、チェックしてみてください。
ちなみに「こんなお焼香はだめ!」という、ちょっと変わった動画も紹介しますのでご覧ください。
こちらの記事も合わせてご覧ください。
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