葬儀に参列するときに、故人を供養するために持参する香典。
香典に5000円を包む場合、どのようなマナーがあるのでしょうか。
「5000円札を入れた方がいい?それとも1000円札?」「5000円を包むのはどんな関係?」など、気になることも多いでしょう。
ここでは、香典に5000円を包む際のお札の入れ方や香典袋の書き方・渡し方などのマナーについて詳しく説明していきます。
香典に5000円を包むのはどんな関係?
香典の中身については、故人の方との関係性によっていくら包むのか変わってきます。
関係性により香典の相場は以下の通りです。
親 | 50,000~100,000円 |
祖父母 | 10,000~30,000円 |
兄弟姉妹 | 30,000~50,000円 |
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香典に5000円を包む場合には、以下のケースがあります。
[colored_box color=”green” corner=”r”]
-
- 友人や知人
- 同僚またその家族
- 上司の家族
- 部下
- ご近所の方
[/colored_box]
香典に包むなら5000円札?1000円札5枚でもいい?
[word_balloon id=”unset” position=”L” size=”M” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” src=”https://syufunote.xyz/wp-content/uploads/2019/10/2019y10m19d_143704046.jpg”]香典袋に入れるお札は、5000円札がいいのかしら?
1000円札5枚じゃだめ?[/word_balloon]
突然の悲報で、5000円札が手元にないときは、1000円札5枚を包んでも問題ありません。
どちらのお札を包んでも、マナー違反にはならないので安心してください。
しかし、受付で香典の中身を確認する際に、お札の枚数が多いと相手を煩わせてしまうこともあります。
スムーズに香典の確認を進めるためにも、時間に余裕があるときは5000円札を用意したほうがよいでしょう。
香典に新札はダメなの?
香典に新札を使うことは「不幸を予想して用意していた」と思われるため、避けられています。
ただこれは、新札を用意することがむずかしかった時代の話でもあります。
交通手段がなく、銀行まで足を運ぶのが大変だった時代は、わざわざ用意しなければ新札が手に入らないこともありました。
最近では、銀行までの移動手段もたくさんあり、銀行自体も増えてきたため、新札を手軽に用意できるようになっています。
新札が珍しいものではなくなってきたこともあり、あまり気にしないという人も増えているようです。
また、香典は受付の人が中身を確認して、親族に知らされるのは誰からいくらもらったのかという金額だけです。
誰が新札を入れたということまで、耳に入ることはないといえるでしょう。
ただ、なかには新札に抵抗がある方もいるので、とくにこだわりがないのであれば新札は避けた方がよいでしょう。
新札しかない場合は、一度折り目をつけてから香典袋に入れるという方法もあります。
香典マナーをチェック!
次に香典のマナーについて詳しく説明していきます。
1:お札の入れ方
お札を入れる向きにもマナーがあります。
まずはお札の表裏・上下を確認しましょう。
肖像画が描かれている方が表で、描かれていない方が裏です。
お札を縦にしたときに左側の金額が書かれている方が上で、肖像画が描かれている方が下となります。
香典袋の中にある中袋にお札をいれていきますが、中袋の表に対してお札が裏側になるようにいれてください。
中袋がない場合も香典袋の表に対してお札が裏側になるよういれるのが一般的です。
お札には表裏・上下があること、向きによっては相手の方が不快になってしまうことを頭にいれておきましょう。
2:香典袋はどれを選ぶ?
香典袋にはシンプルなものから豪華なものなど、種類はさまざまです。
しかし好きなものを選んでいい訳ではなく、きちんとしたマナーがあります。
金額に見合った香典袋を選ばなければなりません。
豪華な香典袋に金額が少ないのはNGで失礼にあたります。
金額が5000円の場合は水引が印刷されたものを使いましょう。
実際に水引が付いているものは10,000円以上包むときに
使います。
蓮の絵が描かれた香典袋は仏式のときに使用するものなので覚えておいてくださいね。
3:表書きの書き方
表書きの書き方については、宗教・宗派によって異なります。
今は香典袋に表書きが印字されていることが多いですが、書かれていない場合は薄墨で書くのか一般的です。[colored_box color=”green” corner=”r”]
- 仏式:御霊前/御仏前
- 浄土真宗:御仏前
- キリスト教:御花料
- 神道:御玉串料
[/colored_box]無宗教や故人の宗教・宗派がわからない場合は、御霊前と書くのが良いとされていますが浄土真宗などでは御霊前は使えないため、事前に確認しておくようにしましょう。
4:金額の書き方
香典の金額は中袋の中心部分に旧漢字で縦書きで書くのが一般的です。
普段使っている漢字は線を付け足すだけで違う数字に変わってしまうためです。
5000円を旧漢字で書く場合は、金伍仟円または金五仟円と書きます。
しかし必ず旧漢字でなければならないという決まりはありません。
香典の袋の種類によっては記入枠が印刷されているのもあるので確認しましょう。
横書きの場合は算用数字を使っても大丈夫です。
5:香典の渡し方
お通夜に参列する際に受付で香典を渡します。
受付で記帳後、ふくさから香典袋を取り出しお悔やみの言葉と一緒に両手で差し出します。
ふくさとは、香典袋などを包むための風呂敷のようなものです。
お悔やみの言葉は「このたびはご愁傷様でございます」で構いません。
一礼するのも忘れないでください。
香典袋を渡すときはふくさの上に香典袋を乗せて、受付の方から読める方向で渡しましょう。
6:郵送で香典を送ってもよい?
お通夜の会場が遠方であったり、やむおえない事情でお通夜に参列できないとき香典はどのように渡したらよいのでしょうか。
香典は現金書留の郵送で送ることができます。
しかし、そのまま現金書留の封筒にお金をいれてはいけません。
きちんと香典袋に入れてから現金書留の封筒にいれてください。
お悔やみの言葉を添えて送ると弔意が伝わり、より丁寧です。
分からないことがあれば郵便局で確認しましょう。
まとめ
訃報の香典に5000円を包む場合は、5000円札でも1000円札5枚でもどちらでも問題ありません。
お札の向きや表書き、金額の書き方などに気をつけて香典を用意しましょう。
故人の供養として香典はとても重要なものです。
相手に不快な思いを与えないように、マナーには気をつけてくださいね。
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