父親が病気やケガで入院したとき、「元気づけたい」「喜んでほしい」などの思いから、お見舞いの品物を渡したいと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そもそも父親にお見舞いは必要なのでしょうか?
持っていくのであればどんな品物がいいのかも迷いますよね。
お見舞いの品を持っていくのであればお見舞金はいらないんじゃないかという疑問もあるでしょう。
そこでこの記事では、
- 入院している父親にお見舞いは必要なのか
- 持っていくのであればどんな品物がオススメか
- お見舞金は必要なのか
上記についてまとめました。
お見舞いを選ぶときの注意点についても紹介しているのでぜひ参考にしてください。
そもそも父親にお見舞いの品物は必要?

別居している場合や遠方に住んでいる場合は、自分の親でもお見舞いを渡します。
中には何もいらないよという親御さんもいるかと思いますが、心のこもったお見舞いの品物を嬉しく思わない人はいません。
しかし、親と同居中の場合は必要ありません。
家庭の考え方にもよりますが、一緒に暮らしているのであれば、お見舞いを渡すことで、他人行儀に感じてしまうこともあるでしょう。
同居の父親には、「お見舞い」という形ではなく、入院中困らないように、何か必要なものがないかを確認して届けるようにします。
父親へのお見舞いの品物を選ぶときの注意点
父親へのお見舞いを選ぶときの、注意点をみていきましょう。
1:生花はダメな病院もある
お見舞いの品物で定番といえばお花ですが、今は院内に持ち込むことを禁止しているところもあります。
感染症の予防・アレルギー対策・においに酔ってしまうなど、さまざまな理由で禁止する病院が増えてきているようです。
父親がお花を好きなためお見舞いの品物として持って行きたいと考えている方は、事前に病院に生花の有無を確認しましょう。
最近では、お見舞い向けの造花もたくさん種類があるので、そちらもチェックしてはいかがでしょうか。
2:食べ物は量を確認
好きな食べ物も喜ばれますが、持って行くのであれば量を考えましょう。
病室に設置されている冷蔵庫は小さく、たくさんの物を収納できません。
そのため冷蔵庫で保管しなければいけない食べ物は、すぐに食べきれる量にしましょう。
フルーツなども、病院から自宅が近ければ付き添いの方が持ち帰ることができますが、遠方だと保存に困ってしまうため負担にならない程度の量が望ましいです。
3:入院中は普段よりナーバスなため配慮が大事
入院中は普段と違い、不安な気持ちから神経質になってしまうことがあります。
良かれと思い、健康本や疾患にまつわる本などを贈るのは余計に不安な気持ちをあおる原因となるため避けましょう。
入院中に使えない物を贈る場合は、退院して元気になったら使ってねなどと声をかけるようにします。
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父親のお見舞いにオススメの品物10選
父親のお見舞いとして贈ると喜ばれる品物をまとめました。
食料品から実用品まで、オススメの品物を10選紹介していきます。
1:和菓子・洋菓子
父親の好みに合わせた、お菓子はいかがでしょうか。
病院食は栄養を考え薄味なため、口寂しく感じているものです。「何かつまみたいな」と思っているときにピッタリでしょう。
消費期限に余裕があり、小分けになっているお菓子だとさらに◎
同室の患者さんにおすそわけもできますし、腐らしてしまう心配もないので、好きなときに食べられます。
2:好きな飲み物
父親の好きな飲み物を買っていってもよいでしょう。
院内には自販機も設置されていますが、病状によって自由に買いにいけないこともあるためオススメです。
小さな缶やペットボトルだと飲み残しの心配も少なく衛生的にも安心です。
飲み物なら常温でも保存しておけるので、飲む分だけ冷蔵庫で冷やすことができます。
3:ご飯のお供
食事制限がある場合は無理ですが、特に制限がない場合にご飯のお供は喜ばれます。
佃煮・海苔・ふりかけなど、食欲をそそる物を贈ると食事の時間が楽しみになるでしょう。
小分けになったセットも売られていますので、毎日違う味が楽しめるのもを選ぶのもオススメです。
4:本・雑誌
入院中はベッドで1日中過ごすことが多いため、時間を持て余すことがあります。
趣味や好きな本なら、時間つぶしにぴったりです。
指先の運動にもなる、クロスワードなどのパズル系雑誌もオススメです。
入院中にハマってしまったという人も多いようですよ。
普段ゆっくり時間が取れない人なら、話題の小説もいいかもしれませんね。
5:置き時計
時計は病室に設置されている場合もありますが、ベッドから見えづらいこともあるでしょう。
枕元におけるような、コンパクトな置き時計であれば、いつでも時間を確認できて便利です。
退院後も使えるのが嬉しいですね。
置き場所に困らないように、大きさには注意しましょう。
6:パジャマ
入院中の必需品でもあるパジャマ。
病室は温度が高く汗をかきやすいため、何枚か替えのパジャマがあっても困りません。
色や柄が違うだけでも気持ちがリフレッシュできます。
オーガニックのや綿など、肌触りがよい素材なら、快適に眠れるはずです。
退院後は自宅でも着られるので喜ばれるでしょう。
7:蓋つきマグカップ
ご飯のときにお茶を入れたり、薬をのむときにも必要なマグカップ。
蓋つきだと、衛生的でさらに重宝します。
保温性のあるマグカップなら、温かい飲み物が冷めにくいのでオススメです。
8:ルームシューズ
入院している間は、スリッパも欠かせません。
スリッパやクロックスも履きやすく便利ですが、足に優しく疲れにくいルームシューズもオススメです。
ルームシューズは足をすっぽりと覆ってくれますし、段差でのつまづき防止にもなります。
事前に足のサイズを確認してから贈るようにしましょう。
9:3Dパズル
3Dパズルは、大人にもおすすめのおもちゃで、時間を持て余す入院中にピッタリです。
指先を使うとともに脳トレにもなります。
10:ポケットWiFi
入院中に好きな動画・映画・音楽が見られれば、暇つぶしの方法の1つとして喜ばれるはず。
ポケットWiFiは、病室に持ち込むことができます。
データ量の制限がなく、電波がしっかりしたものを選ぶのがポイントです。
入院中だけつかうなら、レンタルできるポケットWiFiがよいでしょう。
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父親へのお見舞金は必要?相場は?
品物のほかにお見舞金は必要なの?と悩んでいる方もいらっしゃると思いますが、これについては特に決まりはありません。
すぐ会える距離にいれば、入院中のお世話をすることもあると思います。
必要なものを買ってきたり、病院までの交通費なども考えると品物のみと考えてよいでしょう。
しかし、遠方に住んでいたり中々お見舞いに来れない方は親御さんへの気持ちとしてお見舞金を渡すことが多いようです。
お見舞金を渡す場合の相場は1万円~3万円で、親の年齢や経済状況によっても異なります。
高額すぎる金額だと、かえって親御さんを困らせてしまうこともあるので、注意しましょう。
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入院中の父親に配慮したお見舞いの品物を選びましょう
父親へのお見舞いは、現在の関係性や家族の考え方によって変わるので、「これが正解」というものはありません。
お見舞いの品物やお見舞金も、もちろん大切ですが、気持ちの面で支えてあげることも欠かせません。
今回紹介したオススメを参考に、相手に配慮したお見舞いをおくりましょう。
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