病気やケガを治療するのは、必ずしも入院だけではありません。
実際に自宅で療養中の方もいらっしゃいます。
しかし、自宅療養中の場合どんなお見舞いを贈ればいいの?と疑問に思いますよね。
ここでは自宅療養中のお見舞いを選ぶポイント、またNGな品物とオススメの品物を紹介していきます。
自宅療養中のお見舞いを選ぶポイント
まず自宅療養中の方へ贈るお見舞いを選ぶポイントを3つご紹介します。
1:食事制限がないか確認する
お見舞いで代表的な品物といえば、食べ物を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
しかし食事制限があったら、せっかく持って行ったお見舞いも、食べられず余計なストレスを与えてしまう可能性があります。
自宅療養の連絡を受けた際に、会話の中でさり気なく食事制限がないかを聞くといいでしょう。
もし、聞けるような間柄でなければ、食べ物は避けた方が無難です。
2:受け取る側の気持ちを考える
自宅療養中にお見舞いの品を持ってきてくれたら、その気持ちだけでも嬉しいはずです。
しかし、実際にもらって困ってしまう品物もあるかもしれません。
自宅なので必要なものは揃っている可能性があります。
大きすぎるものだと置く場所に困りますし、何個あっても使わないものもあるでしょう。
もし自分が自宅療養したら、どんなものだと嬉しいかななど、受け取る側の気持ちを考えることも大切です。
3:のし紙は熨斗のないものを選ぶ
お見舞いを贈るときは、蝶結びの水引は使いません。
基本的にはのしのない掛け紙を選びます。
もし水引がある場合は、白赤の結び切りを使用するのが一般的です。
結び切りは、ほどいても再び結ぶことができないので、もう病気にかからないといった意味が込められています。
表書きは「御見舞」としましょう。
お見舞いを現金で送る場合は新札は避け、御見舞の封筒または白い封筒にいれて渡しましょう。
自宅療養のお見舞いにNGな品物は?
自宅療養に限らずお見舞いとして贈るには、ふさわしくない品物について見ていきましょう。
1:パジャマや寝具
もし目上の方のお見舞いを考えているのであれば、パジャマなどの寝具は避けます。
パジャマは寝付くことを想像させるため、病状が長引くと感じてしまうことも。
近年では、そこまで気にしないといった風習になりつつありますが目上の方には気をつけた方がよさそうです。
2:鉢植えの植物
鉢植えはお花が根付いていることから、根付く=寝付くいったイメージに繋がり避けるべき品物です。
長く病気・ケガに伏せるといった意味合いになるため、相手の方が嫌な気持ちになってしまうことも。
他にも小菊・シクラメン・椿・アジサイなど、不幸を連想させる花はNGです。
もし相手の方が鉢植えのお花がいいと望んでいるのなら、しっかりと確認してから贈りましょう。
自宅療養中のお見舞いにオススメの品物
せっかくお見舞いを贈るのであれば、喜んでいただけるるものがいいですよね。
自宅療養中のお見舞いにオススメの品物を紹介します。
1:ゼリーやプリン
ゼリーやプリンは小分けになっているので、オススメ。
小腹が空いたときや食後のデザートなど、のど越しもさっばりしているので楽しみの1つになるはずです。
食事制限がないことを確認した上で贈ってくださいね。
2:飲み物
好みの飲み物が分かっていれば更に○
小さいサイズだと、飲み残しの心配もなく衛生的にも安心です。
好きな飲み物で気持ちもリフレッシュできるはずです。
3:ご飯のお供
いつもの食事に少しプラスして食べることができるご飯のお供は、違った気分を味わえます。
お漬物・佃煮・ふりかけなど、気分を変えたいときにオススメです。
食事の支度する方の負担も少し軽減できます。
4:ドライフルーツ
「生のフルーツはお見舞いとしてもらうことが多いのでは?」という場合は、好きなときにつまめるドライフルーツがオススメです。
無添加で砂糖を使っていないものなら、カロリーを気にせず食べられます。
果物そのものの甘さ・すっぱさが感じられ体にも優しいのが嬉しいですね。
5:ジャムの詰め合わせ
朝食のパンをそのときの気分によって変えられるジャムの詰め合わせは、喜ばれます。
自分でいっぺんにジャムを買う機会は中々ないので、普段食べない味のジャムなど選ぶのもワクワクするはず。
6:フットマッサージ
自宅療養中は運動不足になりがちで、足もむくみやすくなります。
手軽に使えるフットマッサージ器もおすすめです。
自宅にこもりっきりだと体もなまってくるので、優しく揉みほぐしてくれる器具があれば気分転換になります。
7:ハンドクリーム
季節によっても異なりますが、乾燥が気になる季節にはハンドクリームがオススメです。
部屋が乾燥しているとハンドクリームを使用する機会も増えるので何個あっても困りません。
いい匂いのするものなら、気持ちも上がりますね。
8:ブランケット
足元が冷える季節にはブランケットはどうでしょうか。
イスに座っているときなど、少し冷えを感じるときに1枚あれば嬉しいです。
肌触りがいいので、優しく温めてくれます。
まとめ
自宅療養している場合、さまざまな理由で休養をとっていることがあります。
とてもデリケートな問題でもあるので、あまり深く詮索しないことが思いやりです。
お見舞いの品物だけでなく、労りの言葉も忘れないようにしましょう。
自宅にお見舞いに行く際は事前に連絡し、相手の負担にならないようにしてくださいね。