親戚や友達が新築に引っ越したとき、新築祝いを渡すタイミングに迷ったことはありませんか?
今回は、新築祝いを渡すタイミングや、親・兄弟・友達など渡す相手別の相場などをご紹介します。
新築祝いで困ることなく、スムーズにお祝いするための参考にしてください。
新築祝いとは?
新築祝いとは、新築の家に引っ越した人へ贈るお祝いのことです。
「新築」とは、一軒家でも分譲マンションでもどちらでも使われます。
中古物件への引っ越しの場合は「新築祝い」とは言わず、「引っ越し祝い」と言います。
新築祝いを渡すタイミング
新築祝いを渡すタイミングは、いつがいいのでしょうか。
新築祝いを渡すタイミングは、お披露目会がある場合とない場合で異なります。
1:お披露目会がある
お披露目会がある場合は、当日に新築祝いを渡します。
ただし、複数人で集まる場合や、当日持っていきにくい家電などの場合は、事前に贈るか後日はやめに贈る、あるいは他の人に見られないように渡すといいでしょう。
複数人で集まったときにほかのお客さんたちの前で渡してしまうと、お互い比較したり気を遣ったりすることがあるからです。
お披露目会当日に渡さない場合、当日は手ぶらではなく、ちょっとした手土産を持っていくことをおすすめします。
お披露目会をする場合は、招く側がおもてなしすることが多いので、内祝いは必要ありません。
帰りにちょっとしたお菓子を渡す程度でいいでしょう。
2:お披露目会がない
お披露目会がない場合は、もともと引っ越し後1ヶ月以内に渡すのが基本でしたが、最近では2か月以内ならよいと言われています。
あまり早く渡すと、相手も忙しく迷惑になることもあるからです。
新築祝いをもらったら、その日に御礼の電話をし、引っ越してから2ヶ月以内には内祝いを贈りましょう。
気をつけるポイント
新築祝いを渡すときに気をつけるポイントはどのようなことがあるのでしょうか。
新築祝いを渡すときの主なポイントを3つご紹介します。
1:熨斗
引っ越し祝いは、何度繰り返してもよいお祝いとされています。
蝶結びの紅白の水引と熨斗を使いましょう。
熨斗紙の表には「御新築祝」「祝御新築」「御祝」などの言葉を使います。
2:郵送で送る場合
遠方の人や直接渡せない場合は、郵送で贈ることも可能です。
郵送の場合は、相手の都合のよい日や時間帯に送るようにしましょう。
直接渡す場合と同じく熨斗をつけるので、ネットで注文・郵送する場合は熨斗をつけ忘れないことが大切です。
熨斗は内熨斗を選び、郵送のときも熨斗が破れないようにしましょう。
3:目上の人へ現金は失礼
目上の人へ現金や商品券を渡すのは失礼にあたると言われています。
目上の人へ新築祝いを渡すときは、カタログギフトや品物を贈るようにしましょう。
新築祝いの相場
新築祝いの相場はどのくらいなのでしょうか。
以下が贈る相手別の相場です。
【贈る相手】 | 【相場】 |
子ども・両親 | 5万円~10万円 |
兄弟・甥・姪 | 3万円~5万円 |
その他の親族 | 5千円~2万円 |
会社関係・友人・知人 | 5千円~1万円 |
立場が上の人が会社の部下に贈る場合は、1万円以上が目安ですが、あまりに金額が高いと、内祝いで相手に気を遣わせてしまうことがあるので気をつけましょう。
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新築祝いにおすすめの品物
新築祝いにおすすめの品物には、以下のようなものがあります。
・タオルやキッチン用品…実用的ですぐに使えるもので、相手に喜ばれやすいため
・コーヒーやお菓子などの食品…消えものは消費できるため、贈る側も相手に気を遣わずに渡せるため
・家電…新居で新しい家電に買い替える人が多いため
・花…胡蝶蘭は「幸せが飛んでくる」など縁起のいいものが多いため
花は新築祝いとして人気のものですが、赤い花は家事を連想させるなど縁起の悪い花もあります。
選ぶときは注意が必要です。
家電は新築祝いで人気のものですが、相手がいらないもを贈ってしまうと、場所も取るため迷惑になることもあります。
タオルやお菓子などは他のひととかぶっても大丈夫ですが、家電はかぶってしまうと使い道に困ってしまうこともあるでしょう。
できるだけ相手のリクエストを聞いておくことをおすすめします。
相手の好みが分かっている場合は、好みのものを贈るのも喜ばれるでしょう。
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新築祝いに避けた方がよいもの
新築祝いに避けた方がよいものは、以下のようなものです。
・スリッパ…相手を踏みつけるという意味があるため
・灰皿・ストーブ・コンロ…火・家事を連想させるため
・ナイフ・はさみ…縁を切るという意味を連想させるため
・ハンカチ…別れの意味があるため
・お茶やのり…弔事で使われることが多いため
このようなものは新築祝いにふさわしくないといわれているので、注意しましょう。
まとめ:タイミングよく新築祝いを贈ろう
新築祝いを贈る目安は、2ヶ月以内です。
贈ってはいけないものに注意して、今回おすすめした品物を参考に選ぶといいでしょう。
熨斗や目上の人へ贈るものに関しても、失礼がないように気をつけてくださいね。
渡すタイミングをつかんで、喜んでもらえる新築祝いを贈りましょう。