加湿器は、置く場所によって効果が上がったり、問題が生じたりします。
大きい加湿器だと置く場所に困ったり、家具の配置や電気コードを気にしなくてはいけません。何とかして置く場所を確保したいですよね。
こちらの記事では、加湿器の最適な置き場所や、置く場所がない場合の対処法、置くのを避けた方が良い場所など解説しています。
効率よく加湿できる場所を見つけて、乾燥の季節を快適に過ごしましょう。
加湿器の置き場所に最適なのは?
加湿器を置く場所としてベストなのは、部屋の中央です。
部屋の中央に置くことで水蒸気が効率よく広がり、まんべんなく加湿できるからです。
また、部屋の真ん中は暖まりやすく結露にもなりにくいので、カビの発生を抑えることにも繋がります。
家具の配置やコンセントなどの問題もありますが、できるだけ中央付近に置くといいでしょう。
エアコンを併用している場合は、温風の流れに乗せて加湿した空気を循環させると効果的です。
加湿器を置く場所がない場合
加湿器の置き場所がない場合の対処法としては、加湿器の形状を変えてみるのも一つの方法です。大型の加湿器だとそれなりのスペースが必要ですが、スリムな形や卓上タイプの加湿器だと、それほど場所をとりません。コードレスタイプの加湿器だと、電気コードを気にせず家具やテーブルの上に置くことができます。
コンパクトサイズの加湿器をいくつか置いてみるなど、お部屋の広さに合わせて加湿器を選んでみてください。
加湿器を置かない方がいい場所
加湿器の置き場所としてふさわしくないのはどのような場所でしょうか。
置いてはいけない理由もあわせて確認していきましょう。
エアコンの近く
加湿器は、エアコンの近くやエアコンの風が直接当たる場所には置かないようにしましょう。温風が直接当たると、加湿器のセンサーが誤作動を起こし、正常な運転ができなくなります。
エアコンに近すぎる場所も、エアコン内部に水蒸気が吸い込まれてしまい、カビや故障のもとになる可能性があります。
窓際
窓際は加湿器を置く場所に適していません。窓際は冷たい外気の影響を受けやすく、外との気温差で窓に結露を発生させます。カーテンや窓枠にも湿気が移り、カビの発生や劣化の原因になってしまいます。
加湿器はできるだけ窓際から離して置いた方が良いでしょう。
部屋の出入り口
加湿器を部屋の出入り口に置くと、扉の開閉によって暖かい空気が外にもれるので、加湿器の温度センサーがうまく働かない可能性があります。
加湿器が誤作動しない為には、部屋の温度が一定している場所に置きましょう。
電化製品の近く
電化製品の近くも注意が必要です。テレビやパソコンなど湿度に弱い電化製品に蒸気が当たり続けると、故障の原因になります。加湿器は、できるだけ電化製品から離して置くことをおすすめします。
加湿器を置く高さも考えよう
暖房が効いている部屋は、上部の空気が暖かく足元に冷たい空気が流れる性質があります。
冷えた床に加湿器を置くと、水蒸気を多く含んだ暖かい空気との温度差で床に結露が出ます。
また加湿器によっては、低い温度だとセンサーが反応して、加湿をやめてしまう場合もあります。
床の結露対策や室内の温度を安定させるため、加湿器の吹き出し口が床から30㎝以上の高さが理想的です。
まとめ
加湿器の置き場所は、お部屋の環境によって変える必要があります。
加湿は大切ですが、それによって他に支障が出るのは困りますよね。
注意点は、直接風が当たる場所、温度差が激しく結露ができやすい場所、家電の近くからは離して置くことです。
スペース面では、加湿器の大きさや仕様を考えて選んでみてください。