オーツミルクは、「第三のミルク」として注目されています。
栄養素が豊富な飲み物と話題のオーツミルクですが、美肌にも効果があるといわれています。
この記事では、健康や肌に良いといわれているオーツミルクの栄養素や、期待できる効果、飲み方などをご紹介します。
オーツミルクとは?
オーツミルクは、オーツ麦から作られる植物性のミルクです。牛乳や豆乳に次ぐ第三のミルクとして多くの人が注目しています。
オーツミルクには自然な糖質が多く含まれており、優しい甘みでクセも少なく、飲みやすいのが特徴です。また乳糖が含まれていないため、牛乳アレルギーがある方でも飲めます。
美味しくて栄養素が豊富なことから、日本でも広まりつつあります。
オーツミルクに含まれる肌に良い栄養素
オーツミルクには、きれいな肌を保つために重要なビタミンB群や食物繊維が含まれています。その働きや、摂取する時の注意点を解説します。
ビタミンB群
ビタミンB2は「肌とエネルギー代謝のビタミン」といわれています。
細胞の再生を助け、皮膚や粘膜を健やかに守る働きをしています。また、肌荒れの改善や、肌のターンオーバーを促進する役割があります。
ビタミンB12は、肌の潤いを保ったり、色素沈着を防ぐといった肌のトラブルを抑える効果が期待できます。
肌の保湿力を高めることで、十分に潤っている肌は生まれ変わりが活発に行われるようになります。さらに新陳代謝を促進する働きがあり、肌のくすみに有効と考えられます。
ビタミンB2やビタミンB12は体内に貯めておけない水溶性ビタミンです。
一度にたくさん摂取しても、不要な分は排出されてしまうので、毎日きちんと補うことが大切です。
オーツミルクを食生活に加えることで、お手軽にビタミンB群を摂取できます。
食物繊維
腸内環境が乱れると、悪玉菌が増えるので、肌の調子も悪くなる傾向があります。
オーツミルクに含まれる食物繊維は、腸内の悪玉菌を減少させる働きがあります。
食物繊維には「不溶性」と「水溶性」の二種類に分類され、腸内環境を整えるのは「水溶性食物繊維」です。「水溶性食物繊維」は善玉菌のエサになり腸内の健康を助けます。
オーツミルクには、水溶性食物繊維が豊富に含まれているので、腸内環境を整えるのに最適です。
日常に取り入れて、きれいな肌を保ちましょう。
健康もサポートするオーツミルク
オーツミルクは、肌に良いだけではなく、身体に嬉しい作用もあります。
どのような効果があるのか見ていきましょう。
血糖値の上昇を緩やかにする
オーツミルクは血糖値の上昇を穏やかにする低GI食品です。
低GI食品とは、食品の事です。徐々に血糖値が上がるので、食事の満足感を得ることができ、食べすぎを防ぎます。
低GI食品のオーツミルクは、ダイエットのサポート飲料としてもおすすめです。
カルシウムが白米の9倍含まれている
オーツミルクの原料であるオーツ麦は、カルシウム含有量が白米の約9倍です。
オーツミルクには豊富なカルシウムだけでなく、マグネシウムや亜鉛といった骨の形成に重要な栄養素も含まれており、骨粗しょう症の予防にもなります。
オーツミルクのデメリットは?
オーツミルクは、牛乳に比べるとたんぱく質の含有量が少ないのも特徴のひとつです。
たんぱく質は身体にとって重要な栄養素なので、牛乳からオーツミルクに変える場合は、他の食べ物からたんぱく質を摂取するよう心がけましょう。
オーツミルクは食物繊維を多く含んでいるので、飲みすぎるとおなかの調子が悪くなる可能性があります。
1回に飲む量は200mlを目安にし、1日500〜600ml程度が適量です。
オーツミルクの飲み方
オーツミルクは、他の物と混ぜ合わせたり、料理にも使えます。
泡立てたオーツミルクをコーヒーに合わせるカフェラテも人気です。
オーツミルクのほのかな甘みとクリーミーな口当たりで、まろやかに仕上がります。
植物性ミルクでクセのない味なので、牛乳が苦手な方や、乳製品にアレルギーがある方にもおすすめです。
オーツミルクの味が苦手な方は、スープやシチューにも利用できるので、試してみてください。
まとめ
オーツミルクは、牛乳や豆乳に続く次世代のミルクとして登場しました。
肌や身体に良い栄養素が豊富なので、健康を促進する効果も期待できます。
健康志向の方が増えていることもあり、これからオーツミルクの人気はますます高まるのではないでしょうか。